ブレンド用にコーヒー豆を買うとコーヒー豆が増えるらしい

(別サイトから移植したアーカイブを除けば)初投稿です。
この記事は、かふぇおれ Advent Calendar 2024 の4日目の記事です。3日目はchander gooさんの記事『「珈琲・俺」のこだわりを支えるために:看板づくりとコンディメントバーの裏側|chander goo』でした。
今年の店舗はコンディメントバーの設置によりホールの省力化にも繋がっていて、縁の下の力持ち、名脇役の助演男優賞だと思います。
はじめに
実は私ってコーヒー好きなんです。世の中には豆からお湯で抽出した物を濾して飲むレギュラーコーヒーと、フリーズドライなどを湯水などで溶かして飲むインスタントコーヒーがありますが、前者のレギュラーコーヒーが好きです。特に豆の状態で買うくらい凝ってます。もっといろいろな要素について凝る事も出来ますが、コーヒー豆を買うと選んだ豆を使ってオリジナルのブレンドコーヒーを作ることができるんですよ、素晴らしいですね。というわけで、自分なりのブレンドコーヒーの作り方を振り返ってみました。でも、多分このやり方は間違っている。
ブレンドコーヒーをつくる
自分が作ったブレンドコーヒーを例にいくつかの工程に分けて紹介します。でも結局は混ぜただけでただのレギュラーコーヒーなので、工程の順番に作法も何もないと思います。探せば作り方は色々出てくると思います。わりとてきとーな段取りです。
テーマを考える
どんなブレンドコーヒーを作るか、シチュエーションに沿って考えていきます。今回は「珈琲・俺」という私が参加しているコーヒー研究会で、ブレンドコーヒーのコンテスト「ブレンドチャンピオンシップ」を開催することになったので、そこで披露するブレンドコーヒーを作ります。目指せ優勝!
「ブレンドチャンピオンシップ」で優勝したブレンドコーヒーは、大学の学園祭で「珈琲・俺」店舗のメニューとして振る舞います。審査員である珈琲・俺のメンバーは、当然コーヒー好きとして色々な好みがあります。それに優勝した先でより幅ひろい層から万人受けするコーヒーにしたいと思います。そこで、優勝のために考えたブレンドのテーマは
- コーヒー好きの人が「みんなに推せる」と思えるコーヒー
- 飲んだ瞬間のフルーティーさが印象強い、華やかなコーヒー
- 飲み干してからの余韻が続く、記憶に残るコーヒー
この3点をテーマにしました。
使う豆を考える
テーマが決まったので、テーマに沿ったコーヒー豆を選んでいきます。といってもテーマの2と3は、自分が気に入っているコーヒー豆2種類がそれぞれフルーティーさと余韻が特長のコーヒー豆だったのでそのまま採用しました。
しかし、この2種類を混ぜただけだと、お互いの主張がぶつかり合ったブレンドコーヒーになって、「みんなに推せる」とはならなさそうだったので、この2種類を繋ぐ、両者の要素を補う3種類目を探す必要がありました。
さて、コーヒー豆を選ぶときに、頼りになるのは基本的に自分の経験です。コーヒーショップの説明書きを頼るときも、結局自分が飲んできたコーヒーから連想するのですから、やっぱり経験頼みです。私もこの3種類目のコーヒー豆を経験から探さなければなりませんね。色々頑張って選びました。
配合比を考える
さて、3種類のコーヒー豆を選びました。フルーティーさのあるコーヒー豆をA、余韻が特長のコーヒー豆をB、新たに選んだ3種類目をCとします。
ブレンドコーヒーを作る時、たしかに配合比率は自由に設定できます。ですが細かい比率を設定すると、実際にコーヒーを入れるときに豆を計量する時間がかかってしまうので、10%間隔、25%間隔で設定すると無難な気がします。例えば3種類で1:1:1(33%間隔)とすると、計量時に3で割り切れず敗北――と言ったことも考えられます*1。
コーヒー豆はそれぞれ特長を持っているので、その中からそれぞれ引き出したい個性によって配合を変えていきます。選んだコーヒー豆の中で、比較的味や香りが強いコーヒー豆は、割合を少なくしても十分個性が残ります。飲み始めの印象を作らせたいコーヒー豆は、割合を多くすることでその個性を強くすることができ、飲み始めの印象につながります。逆に割合の少ないコーヒー豆は、飲み始めで印象が弱くとも口に広がる段階で個性が発揮されていきます。
私の選んだコーヒー豆の場合、Bが特に強い苦味を持つので、Bにブレンドコーヒーの印象を支配されないように比率を低くし、10%まで下げました。そしてAの印象を強め、かつCの個性を残すために、Aを60%、Cを30%としました。
実際に淹れてみる
こうして考えたレシピも、実際に淹れてみると意外と思い通りにいかなかったりするものです。実際に淹れて味を確かめ、想定と違ったらやり直してみましょう。コーヒー豆を計量して、比率に合わせた量をまとめたら、何らかの形で混ぜて、それぞれの豆が全体的にばらつくようにします。混ぜ不足だと、焼きムラのごとく抽出でムラが起きて味が安定しなくなります。
自分の場合、当初A60%B20%C20%にして一度作ったら、Bの印象が強すぎたためB20%→10%、C20%→30%に変更しました。

ブレンドコーヒーのレシピが完成!できたレシピを使って煮るなり焼くなりなんなりと。ブレンドコーヒーに名前を付けてみるのも楽しいかもしれませんね。人名ではないので名付け方は自由ですが、もしブレンドコーヒーを販売することがあったら、公正競争規約に反する名前は避けましょう*2。
タイトル回収、又はしくじり先生
さて、もっともらしくブレンドコーヒーづくりについて纏めているものの、実際の取り組みは迷走を極めてました。
コーヒー豆を豆のまま購入することについて
インスタントコーヒーや、準備された状態でお湯だけで簡単に淹れられるドリップバックなる商品はコンビニでも手に入ります。便利ですね。

一方で先ほどからコーヒー豆コーヒー豆と言ってますが、豆の状態で販売されているのはどこか。それは、コーヒー専門店です。店が無くともネットで買えるので、やっぱりこれも便利ですね。
多くの専門店でコーヒー豆は100g単位で販売されています。コーヒーの淹れ方に依りますが、1杯当たり10~15g使うので10~7杯くらいでしょうか。
さて、ブレンドコーヒーづくりを振り返っている時に「色々頑張って選びました」とぼかした表現で選んだ3種類目のコーヒー豆ですが、自分の経験をあまり信用していなかったので、経験を急速に蓄えるべく多くの種類のコーヒー豆を買い、それぞれを飲んで確かめて比べてを繰り返しました。
11種類も。

コーヒーは嗜好品ですし、豆だからといっても別に安くないので100gずつ11種類買うと、恐らくどこの店でも5千円は超えます。この時期にはすでにレシピ入りが決まっていた豆も買い、ブレンドコーヒー以外にも研究用のコーヒーを複数買っていたので、コーヒー関連だけで1か月の出費が1万[p---]000円を超えていたでしょう……多分。普通にて痛すぎて見直したくないです。
そんでもって、生産国が同じ豆などは似たような印象で差別化しづらく、ブレンドを試作するともはや大差ない状態だったので、生産国別で大枠を決めてから同国内で細かい種類選びをすればよかった、などと後悔することになりました。
使い切らない豆の行先
これだけたくさん買っても、ブレンドレシピに入れるのは1種類だけ。味見は1~2杯で済んでいるけれども、100g単位でしか豆は買えないので、大量の豆が残ります。はて、どうして手持ちのコーヒー豆が増えているのだろう。
ここで驚きの事実なのですが、なんと、コーヒーは生鮮食品であるとされています。

長持ちさせることはできないので、余った豆でなにしようあそれまいたけまいたけぐるぐるぐるぐるとなった私は、アレンジコーヒーに挑戦するなどして大量消費したり、珈琲・俺のメンバーに譲ったりと、鮮度の良い状態のうちに飲み切る工夫をし続ける羽目に……飲むこと自体は楽しいですが、在庫を気にする日々が続いてもやもやすることもしょっちゅうでした。
教訓:買い物は計画的に
おわりに
自分でブレンドコーヒーを作れば、新たな味を生み出せるので皆さんもぜひやってみてください。
ちなみに、珈琲・俺のブレンドチャンピオンシップでは、紹介したブレンドは6種類中4位で惨敗でした。盛り上げるために「一人あたりブレンドコーヒー2種類エントリーできる」と自分でルール改正をして自分で2種類エントリーしたところ、本記事で紹介してない、味見1回で決めた本命でないブレンドコーヒーが3位になりました。自分で自分に負けるというレア実績を達成しましたさ。トホホ……
以上、かふぇおれ Advent Calendar 2024 の4日目の記事でした。
5日目はのーちさんの記事です。
*1:3で割り切れる量まで計量し続ける方法も考えられますが、そこから必要量取り分けることになり結局時間がかかってしまいます